投稿

ウレタンクッションについて思うこと。

お店で新品のマイクを購入すると少し高級なマイクはマイクの形にくり抜いたウレタンクッションの中にぴったり収まっています。ちょっとぐらいの振動ならへっちゃらです。 しかし、数十年レベルで見るとマイクにとってウレタンクッションはかなり危険です。 マイクケースの中で崩れてドロドロに溶けたウレタンの粉にまみれてマイクがサビだらけになっているのを見たことないでしょうか? ウレタンスポンジは材質にもよりますが湿気などで加水分解して変質します。パサパサの粉状になったり、溶けて粘着質のベトベトの真っ黒の塊になったりします。 そして、ウレタンクッションに本来守られるべき肝心のマイクはというと、見るも無残! サビだらけです。 塗装も剝がれています。 どうしてこういうことが起きるのでしょうか? 実はウレタンが湿気で加水分解するとき、強力な酸性の物質(カルボン酸)を生成しているのです。この酸が金属と反応しサビの原因となります。 これを防ぐためにはマイクを布袋に入れたりビニール袋に入れたりして直接ウレタンと接触しないようにすることが重要です。 最近びっくりしたのはオーディオテクニカのAT5040ですね。 AT4040などではウレタンの劣化を見たことがないのですが、AT5040のキャリングケースの中のウレタンは触るとボロボロに崩れるものがありました。

マイクの梱包について思うこと。

イメージ
 マイクは精密機器です。 なので、発送方法も考えながら出来るだけ安心安全な梱包を心掛けています。 20年以上、計1万個以上一人で発送していますが、これまでのところ配送事故はゼロです。運が良いだけかもしれませんね。 出来るだけ厳重な梱包となると、よくあるのが多重梱包(マトリョーシカ梱包)です。ロシアの民芸品のマトリョーシカのように箱を開けても中に箱が入っているというアレです。確かに安全安心なのですが、開梱が苦痛に感じるのは間違いありません。一体何分かかるのー?と思いながらカッターでテープを切っているところが想像できます。ヒエー。ちょっと勘弁。 今日は私の開発した梱包方法を御紹介します。名付けて 「ワンハンドオープンパッキング」 開梱に要する時間は僅か1秒。 カッターやハサミも不要です。 それではどうぞ。 60サイズの場合 BlueのYetiです。 まず、マイクをプチプチで包みます。 ↓マイクが箱の中央に来るように箱の底に緩衝材を敷きます。 ↓マイクの四方にも緩衝材を敷き詰め中で動かないようにします。 ↓上にも緩衝材を被せます。今回は緩衝材が厚めだったので省略しましたが、緩衝材が少ない場合は開梱時にカッターの刃が当たらないよう刃が当たるかもしれない部分を覆うよう段ボールの板を緩衝材の上に置きます。 ↓そして、これがワンハンドオープンパッキングの極意です。タブを引くと一気に開梱出来ます。

陸送変更について思うこと。

 当方より北海道や沖縄に商品を送る場合、航空便での発送になります。 しかし、たまにあるんです、勝手に危険物扱いされて陸送変更されることが。 99パーセント、郵便局で発送した場合ですね。 陸送変更になると1日で着くはずの荷物が到着まで1週間以上かかる場合があります。 ニューヨークにEMSで送るよりも遅くなるという。。。 オーマイガー。 電池無し!とデカデカと書いていますがお構いなしです。 そもそも、電池を使うマイクは少数派です。 私は危険物など当然入れませんし、コンデンサーマイクの電池は抜きます。それでも原因不明のまま陸送変更されていたということがよくあります。 今回、沖縄宛で陸送変更が発生してしまいました。 発送方法: レターパックプラス 内用品記載:電池無し!(〇で囲みあり)ケーブル、アダプター、ポーチ どこに陸送変更の要素があるんだよー。 訳が分かりません。 意を決してどうして陸送変更されたのか電話して聞いてみました。 私)どうして陸送変更になったんですか? 郵便局)内用品にポーチと書かれていたからです。 私)はい?言ってる意味が分かりません。 郵便局)ポーチの中に何か入っている可能性を考えて陸送変更にしました。 私)どういうこと?内用品は個別に列挙してるでしょ! 郵便局)ポーチ(中身無し)だったら航空便発送出来ました。 私)そういうのを屁理屈と言うんです! 私)今度から内用品は「電池無し!ドラゴンボール」と書いて送りますからね!覚悟して下さいね! そう言って電話を切りました。 久々の白熱バトルでした。 ということで、次回、沖縄もしくは北海道のお客様のお荷物の内用品は「ドラゴンボール(電池無し!)」と記載させて頂きます。 御了承下さいませ。

10万円以上の商品で1万円引き(~9/24)

 9/24まで10万円以上の家電、AV、カメラカテゴリーの商品で1万円値引きクーポン利用出来ます。 クーポンの説明は こちら 。 ヤフオクでマイクカテゴリーの上の大カテゴリーって実は2つあるんですよね。 一つは「家電、AV、カメラ」、もう一つは「ホビー、カルチャー」です。 言うなれば、PA(=Public Address=拡声)用と録音用ということでしょうか。 とはいえ、厳密に区別して出品している人はいなさそうです。 どちらに出品しても構わないのですが、私の場合はほとんどの場合、ホビーカテゴリーの中のマイクカテゴリーで出品しています。 ということは、家電、AV、カメラカテゴリー限定クーポンが使えないということになります。 ガーン でも、御安心下さい! 事前に御連絡頂ければ 家電、AV、カメラ カテゴリーに変更可能です。 1万円引きは大きいですよー。 まとめて支払いも対象になるので2つあわせて10万円以上になる場合も御連絡頂ければ1万円引きです。 5万円以上でしたらホビーカテゴリーの5000円引きクーポンが御利用頂けます。

偽物マイクについて思うこと。

 日本国内で偽物を販売しても、購入者が気付かない限り、出品者が罪に問われることはありません。 商標を持つ権利者(メーカー、正規代理店等)が利益を生まない2次流通市場を完全に切り捨てているためです。 ブランド価値の棄損と利益を天秤にかけた結果の判断でしょう。 また、たとえ、落札者が気付いたとしても出品者によってはその後の被害回復に膨大な時間と精神的苦痛、費用が掛かる可能性があります。 日本の法律では偽物の証明責任は購入者側にあります。 ところで、ピカピカの偽物のマイクとボロボロの本物のマイク、どちらが価値があると思いますか? 2次流通市場に関わる人間であれば即答します。 ボロボロでも本物のマイク! もちろん、ボロボロだったら本物というわけではなく、ボロボロの偽物マイクも存在します。 ボロボロで使用感たっぷりの場合、外装からの真贋判定は非常に困難です。 先日、ボロボロの偽物のSHURE BETA57Aを掴まされてしまいました。 しかも、音が出ないという。。。 それで、修理のため分解したところ、ようやく偽物と判明したという始末です。 ヤフオクに限らず中古市場では今日も中華製の偽物のマイクが多数出品されています。 偽物を購入された人は偽物だと気が付いていないのか、偽物でも構わないのか、どちらかだと思います。 多分、偽物でも構わないという太っ腹な人の方が多いのでしょう。 偽物を購入された方に良心と親切心から偽物だと教えても感謝されることはほとんどありませんから。 これは想像ですが、きっと、羞恥心が危機感を上回っているのです。 社会の窓全開を指摘されるようなものなのでしょう。 出品者に偽物だと警告してもそのまま出品され続け落札されます。 運営側に通報しても全く何も変わりません。 私も毎回警告するのに疲れました。 全く報われませんから。 しかし、やはり、良心が咎めるのです。 偽物が平然と売られているのになすすべがないというジレンマをどうにか打開できないか。 いろいろ考え中です。 偽物マイクの怖いところは資産価値が限りなくゼロに近いというところです。 そして、被害者が次は確実に加害者になるというところです。 最初にはっきりさせておきますが、これまで日本で偽物マイクが摘発されたことは一切ありません。 これは商標を持つメーカー、代理店などの権利者の怠慢というよりも、あえて偽物マイクを見

アフターサービス

【 購入後のアフターサービスについて】 取り扱い商品の殆どが昔の機械ですので必ずいつか壊れます。壊れたら直したいと思うのが心情ですが、簡単に直る場合もあれば直らない場合もあります。 動作保証商品については規定時間内の受取連絡ボタンのクリックをして頂くことで3日間の動作保証を付けています。それ以降に故障や不具合となると対応は正直難しいです。 先日、このようなことがありました。 御購入1か月後にコンデンサーマイクに不具合が起きたという御相談を受けました。症状は音が出なくなったというものです。そのときは比較的簡単な修理で直ったので往復送料だけ御負担頂いて工賃無料で修理させて頂きました。 ケースバイケースの対応になるので御相談だけでしたらして頂いて大丈夫です。 10分内で完了する簡単な修理でしたら工賃無料で結構ですよ。 【10分以内で完了する修理の1例】 単純断線、接地不良ノイズ(マイクを手に持つと「ジー」というノイズが出る)、スイッチ操作時のノイズ etc.

最新情報

 最新情報をお知らせします。 「10万円以上の商品で1万円引き(~9/24)」 をブログに記載しました。(2024/9/18) 「ウレタンクッションについて思うこと。」 をブログに記載しました。(2024/9/13) 「マイクの梱包について思うこと」 をブログに記載しました。(2024/9/12) 「陸送変更について思うこと。」 をブログに記載しました。(2024/9/9) 「偽物マイクについて思うこと。」 をブログに記載しました。(2024/9/1) 2024/9/3は郵便局の御厚意により、60サイズ以上の発送に限り、梱包資材を一部 スダチ に変更可能です。御希望の方はナビよりお知らせください。 スダチチン の記載がないなあ、wikipedia。まだニュースになっていないので 去年のスダチキャンペーン を御参照下さい。(2024/8/30) 「送料について思うこと」 をブログに記載しました。(2024/8/30) 「アフターサービス」 をブログに記載しました。(2024/8/30)