偽物マイク実例と判別方法 

ヤフオクに出品された偽物マイクを集めました。

御家庭で簡単に出来る偽物のマイクと本物のマイクの見分け方を解説します。

リンク先のページは削除されるため、偽物と判別する際のポイントの写真を別に掲載しています。


随時、更新していきます。


偽物マイク撲滅運動に御協力頂ける方は是非、このページの拡散をお願い致します。

このページの写真のマイクは全て偽物です。


マイク博物館 別館 偽物マイク博物館


写真をクリックすると拡大表示されます。


Neumann KMS105

ロゴバッジ下の印刷「P48」の位置に注目。

本物は底面より5㎜、偽物はそれ以上の位置にあり、この個体は偽物(第1世代粗悪級偽物)と確定。マイクカプセルは本物とは形状が異なる。

第2世代より新しい偽物は「P48」の印刷位置が本物に近く、またマイクカプセルの見た目も本物に近いがカプセルの小穴の配置(偽物は同心円状に配置、本物は六角形状に配置)とメッシュの粗さで判別可能(偽物は粗く本物は細かい)。

本物は内部の基板にワイヤー代わりにウネウネ基板を採用しており、基板をボディから外す際は破損防止のため細心の注意が必要。













Shure SM58 50周年モデル

どこにも「Shure」 と書かれていない。




カプセルマウント用のゴムの形状が異なる。









Shure SM7dB

グロメットが外れているので偽物












Shure SM57

製品ラベルのロゴの書体が本物と異なる。


トランスが無い。
オレンジ色の内部配線が使用されている。本物は黄色と緑。


Sennheiser e945 (2025年版偽物)

ゼンハイザーe945の偽物はカプセルで簡単に判別可能です。
ただし、マイク本体だけの場合、外装から判断するのは困難です。

箱にホログラムシールがないので偽物

補償コイルがハンダ付けされているので偽物(本物は溶接)
2025年に出現した偽物は端子下にゼンハイザーの刻印があり、横にホログラムシール(本物とはデザインが異なる)まで付いている。


ホログラムシールが無いので偽物


Shure Beta52A

※本物のShure Beta52Aの写真はこちら 

キャノンオスの丸囲みピンナンバー、角囲みSHURE(本来はこの位置に接地用の金属板がある。) で偽物と確定


赤ワイヤー、ツノ無しのため偽物と確定

ツノ無しのため偽物と確定



Shure SM7B

🄬(アールマーク)があれば要注意。


替えプレートに座ぐり加工がないので偽物と確定。

付属品で判断出来ない場合はマイク本体の基板を確認。


Shure Beta 56A  

XLRオスコネクタのプラスチック部の丸囲みピン番号と角囲みSHUREロゴがあれば偽物と判別可能です。(いずれか1つでもあれば偽物)この鑑定ポイントは他のShureのマイクでも使えます。

最終的にはマイク内部のマイクカプセルのツノと黄&緑線の線径を見て確定します。しかし、2025年の最新型の偽物個体ではツノと線径が対策されているので要注意です。


Shure Beta58A

カプセル正面ツノ無し、黄緑線が本物より太いので偽物と容易に判別可能です。
キャノンコネクタを外して収縮チューブとトランスを確認しあれば本物、無ければ偽物と確定判断します。



グロメットが外れているので偽物と確定
また、同じ出品者のShure Beta87Aがダイナミックマイクで偽物なので1つでも偽物を出品している出品者のマイクは全て偽物の法則(one fake all fake)でも確定可能。




本物はコンデンサーマイクなのに偽物はマイクカプセルがダイナミックマイクと言う粗悪な偽物です。

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